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ここからが本題で、
4人の証人/誰も知らないスター・ウォーズ【補完】
④には多くの反響をいただき、
この連載を始めてよかったなと。
自慢げ、得意気に知識と証拠をひけらかしているように見えるかも知れないが、
どっこいここに至るまでは、
何人かの証人の証言が欠かせなかった。
そこで今回は、こうした貴重な証人の方々を紹介します。
今回は、
「誰も知らないスター・ウォーズ」の再録はなく、
テーマ:宇宙戦艦ヤマト
となります。
証人一人目 オーガスト・ラゴーニー
HcinMannPapa(しんまんパパ)
初めてコメントいたします。
Facebookでオーガスト・ラゴーネさんとやりとりしたことがありますが、本当に博識ですね。
ハンソロの源流がハーロックにあったとは驚きました。さまざまな資料を裏打ちした解読と考察、お見事です。
オーガスト・ラゴーニー(August Ragone)の表記は、
Facebookでオーガスト・ラゴーネさんとやりとりしたことがありますが、本当に博識ですね。
ハンソロの源流がハーロックにあったとは驚きました。さまざまな資料を裏打ちした解読と考察、お見事です。
オーガスト・ラゴーニー(August Ragone)の表記は、
↓この動画を参考に。
2009/10/02
彼の名前は、
ヤマトつながりで知ってはいたが、
あるフォーラムでヤマトの大きさが話題になっていたので、
この記事の内容を伝え、
そこから初めて、Facebookでやり取りした。
私の疑問は、
「なんで日本のことに、そんなに詳しいの?」
で、もらった返答を要約すると、
現在は、生まれ育ったサンフランシスコに在住。
ここには、むかしながらの充実した日本人街があり、
子供時代には、日本のマンガ、雑誌、レコード、オモチャと、
日本の子供の欲しがるものなら、なんでもこっちで買えた。
幼い頃からゴジラやウルトラマンに夢中だった自分にとって、
1970年代初頭の日本人街を見つけた時は、
まさに宝の山に出会った気分だった。
「ヤマト」との出逢いは、1975年のこと。
日本人街の一店に、バンダイのプラモデルが入荷。
それも、4種類全部!

小松崎茂のボックスアートが鮮烈だった。
ちょうどこの頃、学校で日本オタクの友だちから、「えっ、ヤマト知らないの?」
と見下され、その時以来、ヤマトファンになった。
入手元はサンフランシスコとロス、それに日本人の文通相手だった。
1977年の劇場公開版『宇宙戦艦ヤマト』は、
1979年6月のアメリカのコンベンション(大会)で鑑賞し、
同じ会場で聖咲奇氏、雨宮潤氏、開田裕二氏と対面した。
この年の9月より、自分の地方局でも“STARBLAZERS”は放送開始されはしたが、
放送分は「ヤマト2」にあたり、外国人でも自分だけは先に原点の第1作を鑑賞済みなところが、
ほかの海外ファンと違うところだった。
1980年には、サンディエゴ・コミコンで、手塚治虫氏、永井豪氏、モンキーパンチ氏、池上遼一氏、久里一平氏、宮本貞雄氏、東映動画のアニメーター数氏らとも対面。
同会場では、『火の鳥2722』と『カリ城』の35ミリ版上映もあった。
アニメビデオルームもあれば、ホテルで24時間アニメチャンネル放送まで用意されていた。
VHSのビデオデッキを購入たちまち、日本の友人たちとビデオ交換が始まって、サンフランシスコ地域の小規模なアニメ/特撮イベントで司会を務めるようにもなっていった。
1985年、ラゴーニー氏はついに東京へ引っ越して来て、多数の同好のファンたちや製作スタッフとも交流が深まり、その中には故・伊藤秀明氏や池田憲章氏もいて、1986年には、ショッカー大野氏に誘われて石森章太郎(当時表記)氏の内輪の誕生パーティーで「ヤマト」のカラオケまで歌った。1989年にサンフランシスコに戻る。
上掲のテレビ番組出演は、アメリカで『スターブレイザーズ』が初放映された際に出演したもので、
ラゴーニー氏はもうこの頃にはアニメ/特撮専門家として同局に出入りしていた。
証人二人目 ティム・エルドレッド
アメリカ人で日本のアニメ/特撮に詳しい第一人者となれば、
上述のオーガスト・ラゴーニー氏に尽きるだろうが、
こと「宇宙戦艦ヤマト」に関して言えば、
ティム・エルドレッド氏の献身ぶりや貢献ぶりこそ特筆に値する。
同氏は海外版公式ヤマトページ、
starblazers.com
1979年の米国初放映から30周年を記念する、2009年のサイトバナー。
の構築に長年月と相当額をつぎ込み、
しかも入手した貴重な資料を秘匿せず、
同サイトにて惜しげもなく公開し続けていた。
その中には、
西崎義展氏の嗜好に合わず、
長らく封印されていた、
テレビランド連載版、
聖悠紀氏による「ヤマト」の日英両国語版同時公開もあった。
エルドレッド氏はヤフオクでテレビランドのバックナンバーを落札。
未入手ぶんは国会図書館まで私(Addictoe)が代理で出向いてカラーコピーをゲット。
月刊児童誌テレビランドの、
↓1974年11月号から(連載第1回)
![かばー1]()
↓同年12月号(連載第2回)
![かばー2]()
↓1975年1月号(連載第3回)
![かばー3]()
↓同年2月号(連載第4回)
![かばー5]()
↑この号のみ、国会図書館でコピーしました。
↓同年3月号(連載第5回)
![うううう]()
の全5回で完結。
↓1974年11月号から(連載第1回)

↓同年12月号(連載第2回)

↓1975年1月号(連載第3回)

↓同年2月号(連載第4回)

↑この号のみ、国会図書館でコピーしました。
↓同年3月号(連載第5回)

の全5回で完結。
この「外伝」は、HYPER HOBBY (ハイパーホビー) 2012年 07月号に採録され、
この鮮明印刷版に差し替えられている。
エルドレッド氏のスターブレイザーズ公式サイトの内容充実ぶりは、
英語が堪能だった生前の西崎義展氏にも一目置かれ、
部下たちにも、「このサイトにだけは口出しするな=自由にやらせよ」と厳命だったそう。
しかし時はリメイク「2199」時代となり、
旧体制からの公式サイトは閉鎖の憂き目を見、
ファンサイト、アワースターブレイザーズ/コスモDNA
として復活、現在に至る。
エルドレッド氏の画像情報公開がなかったら、
本ブログだって文字情報だけで、
ちっとも説得力がなかったと思いますよ。
証人三人目 松本零士
てんたくる
こんにちは
松本零士先生も
「SWはヤマトのパクリ、設定資料がハワイに渡ったものだ」と
発言していたようです。関係者から聞いたことがあります。
※私も少しだけヤマト関連の仕事をしてました。
当時、アニメのヤマト、大ヤマトでもめていたので、御大もついに・・・
と疑っていましたが、事実ぽいですね。
松本零士先生も
「SWはヤマトのパクリ、設定資料がハワイに渡ったものだ」と
発言していたようです。関係者から聞いたことがあります。
※私も少しだけヤマト関連の仕事をしてました。
当時、アニメのヤマト、大ヤマトでもめていたので、御大もついに・・・
と疑っていましたが、事実ぽいですね。
松本零士氏は、
「あれは自分の○○のパクリ」訴訟ばかりが頻発し、
世間には、
「またかよ」扱いされてお気の毒ですが、
クリエイターは自作の盗用には敏感ですから、ご主張は正しいと受け取った方がよろしいと思いますよ。
松本氏が具体例を挙げた最初は、
「設定資料がハワイに渡ったものだ」と言う推測の解明は、
(もちろん真相はいささか異なってはいたが)
第一証人のオーガスト・ラゴーニー氏によってもたらされた。
だから大筋で松本零士先生は正当なご主張をされてるわけで、
決して「またかよ」などと色眼鏡で見てはいけないのですよ。
証人四人目 白子健
松本零士先生ご本人が「SWはヤマトのパクリ」と主張しても、
「何言ってやがんだい」と色眼鏡で見られてしまうぐらいだから、
全く別の人が「SWはヤマトのパクリ」などと言おうものなら、
それはもう、世間の風当たりがキツかった。
私の知る限り「SWはヤマトのパクリ」説の第一提唱者は、
まだ「パクリ」という言葉さえなかった、
旧三部作公開時代(1978〜1983)で、
発表媒体は、
ツルモトルーム刊の月刊スターログのSW読者投稿連載「帝国通信」ならびに「蛍雪ジェダイ」、
提唱者のお名前は、
白子健という方だった。
私は当時の成り行きを静観していたが、
正直、半信半疑で、
何よりもジョージ・ルーカスが、ヤマトを元ネタにたどれる状況が思い浮かばなかった。
読者の反応も二分され、
「なるほど、言われてみればその通り」と賛成派はごくごく少数で、
「くだらない。こじつけやいいがかりにもほどがある」の反対派が大多数。
まとめ役の編集部(渡辺麻紀氏)も、
あまりの異論・反論に、
一時期は白子氏の新たな投稿を掲載すべきか迷ったほどでした。
さて、時は過ぎ、
Facebookで、「あの」白子健氏から友だち申請が届き、
はじめて個人的にやり取りが出来るようになった。
同氏はYahoo!ブログ終了に伴い、
2020-11-08にご自身のブログ記事(ブログの醍醐味)で、
私のブログにふれてくださり、
そしてこの記事(誰も知らないスター・ウォーズ④)にはついに、
猫
こういう詳細な記事を書いていただけると、大変うれしいです。
長生きして良かったです(笑)
長生きして良かったです(笑)
——とのコメントもいただいたため、
これを機に、「SWはヤマトのパクリ」第一提唱者として特筆すべく、
実名表記の許可を得て、今回の記事をしたためました。
白子氏ご本人はスターログ時代の迫害のトラウマをお持ちで、
これでまた、いやがらせが来るのではと怖れておられるため、
そういうことが一件でも発生すれば、
たちまち本ブログで告発しますので、
そうした精神を病んだ方々はご用心くださいね。
改めまして、
オーガスト・ラゴーニー氏、
ティム・エルドレッド氏、
松本零士先生、
白子健氏には、この場を借りてお礼申し上げます。