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誰も知らないスター・ウォーズ②

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誰も知らないスター・ウォーズ①

に続く、

誰も知らないスター・ウォーズ②

本書のタイトル表記について

肝心なタイトル表記についてだが、スター・ウォーズ(ナカグロあり)と、スターウォーズ(ナカグロなし)のどちらが適当だろうか。

正式邦題はもちろんナカグロ(・)ありの『スター・ウォーズ』だし、

こらーじ

ffff

posuta

b

本書では初出以降はSWと省略しているからどちらでもよさそうなものだが、世間一般に浸透しているのは、断然ナカグロなしのスターウォ ーズだと思われ、このことは実は日本人の英語に対する意識変化とも大きく関係している。

30年前はまだ日本人全般が英語の取り扱いが苦手で、単語の区切りにナカグロ表記するのがプロの鉄則だったから仕方なかったが、30年たった現在では、英語を話すネイティブスピーカーには単語を区切る意識が全くないことが明らかになっているから、日本語表記におけるナカグロの意義もどんどん薄れてしまっている。

宇宙ドラマでSWより先輩格のスタートレック(最初のテレビシリーズ邦題は「宇宙大作戦」)も、

だいさく

劇場公開第1作でナカグロなしが検討されていたのに、『スター・ウォーズ』がナカグロつきでヒットしてしまったために、それにならったという逸話がある。

ぽすた

oo

たしかにスタートレックと表記した場合、「スタート・レック」 (Start rec.)、つまり「録音開始」と間違う可能性は皆無とは言えないが、スターウォーズと表記しても、 誰もス・ターウォーズだとかスターウォー・ズと思ったりはしないだろう。

これほどの長年月に渡って人気が持続し、スターウォーズと聞いて人々が思い浮かべるものも、映画にとどまらず多種多様にわたって成長、発展、浸透しきっているのだから、もう時代遅れのナカグロつきは廃止した方が良いだろう。

 

 

 

実はそのタイミングは 1999 年の『エピソード1』だったのに、

新一部

盲目的に前三作を踏襲 してしまったのは残念な気がする。

というわけで、本書のタイトルでも本文中でも、映画邦題以外の部分では、ナカグロは省略することにした。

さらに本書を読み進めていくと、第 1 作の『スター・ウォーズ』は『スター・ウォーズ』のままの表記で、『新たなる希望』とか、ましてや『エピソード4』などとは、ほとんど記述されていないことに気づかれると思う。また新三部作を『エピソード 1・2・3』で完全統一せず、場合によって『エピソード1』ではなく『ファントム・メナス』、『3』ではなく『シスの復讐』といった具合に、意図的に呼び分けている箇所もある。

1冊の書籍の中では、「読者の混乱を避ける」と言う名目で、作品名の表記を統一するのが原則だが、本書ではあえて、時系列に合わせて適宜呼称を変えている。

たとえば1977年の初公開以来、第 1 作の STAR WARS (『スター・ウォーズ』)は、あくまでもそのタイトルを保持したままであり、EPISODE IV:A NEW HOPE(『エピソード4 新たなる希望』)という副題が追加されたのは1981年の再公開(日本は 1982 年の日本語吹替版)からだった。

びほん

1982

つまりそれまでは『スター・ウォーズ』と言えば、自然に第 1 作のことを指していたので、『エピソード 4』とか『新たなる希望』と呼ぶことなどあり得なかった。さらに旧三部作時代は、各作が第何話かということよりも、副題名で呼び分ける意識の方が強かったために、『帝国』を『エピソード5(もしくは第5話)』、『ジェダイ』を『エピソード 6(第 6 話)』と呼ぶ人などいなかった。またアメリカでは公開前に、Return of the Jedi(ジェダイの帰還)に改題 された第3作も、日本では 2004 年にDVDが発売されるまで『ジェダイの復讐』(Revenge of the Jedi))だ ったので、これも本書では『ジェダイの復讐』と『ジェダイの帰還』を、時系列で適宜使い分けている。

 

 

 


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