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ウルトラようやくの補足/マスクとスーツの変遷と踏襲

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ウルトラようやくの補足

 

ずいぶん前の、

2020年06月15日

この記事(二つのウルトラマンTV番組)で、

 

てんたくる

 

こんにちは

シン・ウルトラマンもあって
ずっと気になっていた件があります。
ウルトラマンの覗(のぞ)き穴について。

成田亨が泣く泣く開けたもので本望ではない。
特色・特徴でもないのに、ずっと再現されている意味がわからない。
ウルトラマン80の時代にすでに、
目尻(編注:目頭?)の溝に隠す技術があったのにもかかわらず。
メビウス劇場版でわざわざ作った「Aタイプもどき」が
 
特に醜かったことも、ずっと気になっています。
ワザと雑にしわを寄せただけで、ひたすら汚いだけ…
新作ウルトラマンスーツで覗き穴の再現に拘(こだわ)る理由がわからない。
CGの飛行機に、わざわざ吊りヒモを追加するようなものです。
あくまで、私見ですが。
 
———とのコメントをいただき、
それを転載した、
2020年06月29日のこの記事(コメント返信2020-6)には、
 
plaplate02
 
てんたくるさんに激しく同意。
ティガの「ウルトラの星」にゲスト出演したウルトラマンには、のぞき穴をつけなかったではないですか。
↑眼球には穴を穿(うが)たず、下辺をスリット処理
美術スタッフもない方がいいと思っていたはず。
最終回のゾフィでつけなかった成田さんと思いは同じだったでしょうに、一体いつから…
あっぷ
 
——と賛同コメをいただき、
私もその場しのぎに、
 
これについてはまた別新記事でじっくり取りあげたいと思いますので、
お待ち下さい。
 
——と書いておきながら、
後追い記事を書かないまま、
5ヶ月も経過してしまいましたよ!
 
この状況を打破するのは、
2020年07月04日 の、
で見せびらかせた、
↓これ(「ウルトラマンUSA」映画パンフレット)や、
そのチラシ
ついでに、
1989年、第1回のウルフェスのチラシ!

等々と併せてはからずも同じ頃に入手した、

↓ウルフェス2002の、

パンフレット!

これが俄然、

威力を発揮するんですよ!

これで何がわかるかというと、

ウルトラマン各人の、覗き穴の位置と形状も特定・基準化されているため、

2002年時点での、

全ウルトラマンスーツとマスクの代表モデルが判明するわけ。

 

マスクとスーツの変遷と踏襲

 

ウルフェス2002と同年、

65656

2002年のウルトラマン映画には、

2002/8/3

『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』

 

同時上映

 

『新世紀ウルトラマン伝説』

 

全ウルトラマンのバトルシーンを25分間で総ざらいする総集編的作品。

テレビの中に飛び込んだウルトラマン大好き親子が歴代の戦いを目撃し、応援、助太刀していく様が、過去の映像への合成も使って表現された。ラストは総勢28人のウルトラマンが集結し、怪獣たちの怨念の集合体を迎え撃つという夢の新撮バトルが描かれた。

 

【28人の内訳】

  1. キング
  2. ゾフィー
  3. 初代マン
  4. セブン
  5. ジャック
  6. エース
  7. タロウ
  8. レオ
  9. アストラ
  10. ジョーニアス
  11. 80
  12. ユリアン
  13. チャック
  14. スコット
  15. ベス
  16. グレート
  17. パワード
  18. ネオス
  19. セブン21
  20. ゼアス
  21. ティガ
  22. ダイナ
  23. ガイア
  24. アグル
  25. コスモス
  26. ナイス
——があったため、
円谷プロは、28人のウルトラマンの、
代表/模範スーツを揃える必要に迫られていた。
28

rotto

この時点のモデル方針は、

あくまでも現役時代の再現なため、

初代マンの目の覗き穴は、現役Cタイプ(左)そのままになっている。

 

ゾフィー隊長(右・1972〜)が、トサカが黒く塗られず、初代マンCタイプと同じ覗き穴処理なのは、

2002年の時点では、初代ゾフィ隊員(左・1967)についての考察がそこまで深まっておらず、

単に初代マンCタイプと同じマスクだろうと見込まれて、

ルーティン処理されてしまったため。

 

宇宙警備隊員ゾフィのマスクは、

サークロラマ映画『ウルトラマン・ウルトラセブン モーレツ大怪獣戦』19689/3/21で流用。

覗き穴は眼下にかすったスリット状と、

効果のほどは怪しいが、右目上辺にもカーブに沿って複数の穴が穿たれている。

新マンマスクの原型は、ここで出来上がっていたというわけ

 

このように全ウルトラマンを、原初形態の再現に努めている限り、

 

ウルトラマンの覗き穴について

  • 成田亨が泣く泣く開けたもので不本意。
  • 特色・特徴でもないのに、ずっと再現されていて意味不明。
  • ウルトラマン80の時代にすでに、目を囲う溝に隠す技術があった。
  • 新作ウルトラマンスーツで覗き穴の再現に拘る理由がわからない。
  • ティガの「ウルトラの星」にゲスト出演したウルトラマンは、ティガに準ずるスリット式。
  • 美術スタッフもない方がいいと思っていたはず。
  • 最終回のゾフィ(宇宙警備隊員)に開けなかった成田亨と思いは同じはずなのに。

——等々の配慮や方針統一など、

とうてい望むべくもない現場環境だったんではないかと。

 

まあ、あくまでも2002年の方針ですから、

2008/9/13

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』

sent

まで、それを踏襲する義理もないため、

同作のAタイプ初代マンが、

あのような外見にした言い訳にはならないが、

「帰ってきたウルトラマン」(1971)の頃から、

初代マンの再登場と言えば必ず、

マスクが新マンの流用という事情も絡み、

必ずCタイプだった。

これではAタイプは黒歴史。

すっかり「いなかったこと」にされているから、

復権の機会がせめて一度くらいはあってもいいのではと、

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』にようやく(42年ぶりに)再登場となったわけだが、

その際にAタイプの特徴=雑な仕上げや造形の不具合を消し去ってしまえば、

えええ

juwa

うつ

あげ

すぺ

Bタイプになってしまうわけだし、

ああするしかなかったんだろうと感じる。

 

もしかしてひょっとしたら、

『シン・ウルトラマン』のラストに、

初代ゾフィ隊員に相当するキャラが登場したら、

おそらくトサカは黒く、

shoumen

56565

じれったい

どうやら「マン」最終回の展開は急テンポすぎて、当時の受け手には混乱を与えたらしく、名前も画像情報も文字情報もことごとく間違っている(ゼットン星人と混同されている)中、なぜかトサカが黒(色つき)だということだけは正しく伝わっているフシギ。

きじ

覗き穴は

↓シン・マン(仮称)共々、

ないんでしょうね。

 

というところで、本記事の主旨はとりあえず終了ですが、

類似案件で、別記事を立てるには小物過ぎるものがあるため、

ここでついでにご紹介。

 

新マン研究補完2020-11

 

「帰ってきたウルトラマン」で、

主にモグネズン/テロチルス戦に使用されたスーツ。

11話=モグネズン 12話=シュガロン 16・17話=テロチルス 18話=ベムスター

仮称「3代目(サブちゃん)」 1971/6/11

 

3代目サブちゃんは、膝当て模様の形状が読み取れない画像が多かった。

retu

カラータイマーの下の赤模様が杭(くい)状なのが特徴だが、

↓カラーの正仁全(正面仁王立ち全身像)には久しく事欠き、

 

 

特定できたのは、ようやくつい最近のこと。

秋のウルトラ画像収穫祭2019-10

2019年10月14日

 

とにかくなにしろ、

小学館の「怪獣図解入門」

さいしょ

 

——ではなく、

「ウルトラ怪獣入門」

の方に掲載された、

↓この「3代目サブちゃん」モノクロ写真、

 

同時期にまとめて同社で撮影したらしい。

 

そしたら、

ふと何気なく、

内山まもる「帰ってきたウルトラマン 完全復刻版」を、

…といっても、

↓こちらではなく、

これ

 

 

↓旧版/廉価のこちらの方を、
kaeri

パラパラとめくっていたら、

64ページに、9点もの画像が!

同時期、同環境での撮影は確かだが、

同一写真かと思っても、少しだけ違いました。

1971年の放送・出版から約50年を経て明らかになった、この事実!

 

皆様もお楽しみいただけましたでしょうか。

 

 


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