ロケットマン
2019/8/29 イオンシネマ越谷レイクタウン スクリーン6 D−5
鑑賞した8月29日といえば、
西日本が豪雨に見舞われた翌日で、
関東は暑さがぶり返したため、
避暑をかねてレイクタウンへ。
世間の子どもたちの夏休みもあと2日、
イオンシネマは大混雑。
やっぱあれだね、
割引が1100円のままだからじゃないの?
直近のMOVIX三郷なんて、
夏休みでもメチャ空きだから。
『ダンスウィズミー』の2度目鑑賞もついでに終えてしまいました。
2019/8/29 スクリーン6 D−5
この映画に関しては、
けっこう辛らつな批評が大勢を占め、
私はそこそこ受け入れムードだったことに、
「こいつの評価もアテにならないな」と感じるムキもいるだろうから、
ついでなので少し補足説明を。
『ダンスウィズミー』をくさす人の論調は、
他のミュージカルと比して見劣りする
という主旨だが、
矢口史靖(やぐち・しのぶ)監督は、
既存のミュージカルとは異なるものを目指したんだから、
そういう観点(他ミュージカルとの比較)からすれば、そりゃあ満足できるはずがない
と思うと同時に、矢口作品のテイストを知っているなら、
そもそもそれを期待はしないんでは、とは感じた。
あとは私には、
「矢口作品に敵意を燃やすまじ」という、
個人的な戒めがあって、
それは『ダンスウィズミー』が東宝配給でなくワーナー配給だったり、
チャッP
宝田さん扮する催眠術師を追って、最後に行きついたのが北海道だったとは・・・(驚)。
ちなみに「サバイバルファミリー」では家族が高速道路を使って歩く場面が多かったのですが、さすがに今回は高速使わなかったなと(ホッ)。
製作が古巣のアルタミラピクチャーズなこととも関連してるが、
あまりに個人的なため、
今後もブログで披露には至らないと思う。
とにかく矢口作品は小ネタの効きが信条で、
『スウィングガールズ』(2004)なら、
主役(上野樹里)が自宅でくつろいでる時に、鼻くそをほじってるとか、
『ハッピーフライト』(2008)なら、
CAの綾瀬はるかが、乗客(笹野高史)のヅラをあれこれいじるとか、
『ダンスウィズミー』なら、
ハセガワストアは、北海道渡島地方に店舗を展開するコンビニエンスストアチェーン。本社は函館市。ハセストの愛称で呼ばれている。
ハセガワストアで、
道端にこぼしたカップ焼きそばを、
やしろ優は食べるのか、
食べない場合、焼きそばはどうなるのか、
——等々、
他の映画作品では、ほんとどうでもいい些末なところこそが味なんで、
今回もそれがあったので、ある意味ホッとした。
もちろん、くさせないわけじゃないんですよ。
やしろ優のクルマの助手席側のロックがかかってなくて、
三吉彩花がやすやす乗り込めたとか、
chay(チャイ)がいつどうやって後部トランクに乗り込んだのかとか、
探偵業のムロツヨシは、ステージの幕下ろしのボタンをなぜ知っているとか、
やしろ優が夢に求める、防音部屋の物件情報が、
どうして静香のジャケットにしのんでいたのかとか。
でもそこがちゃんとしようがしまいが、
作品の評価が大きく変化はしない。
マジ批評すると、
初回鑑賞では、
主人公の鈴木静香(三吉彩花)は、
音楽を聴くと歌い出し、踊り出す催眠を、
解かないで欲しいという結論に達するのではと思っていた。
しかし2回目で気づいたのは、
催眠術師マーチン上田/コーチン名古屋(宝田明)は、
北海道の最終公演に、わざわざ静香が来たことで、
自分の術がまだ効くと自信を取り戻し、
彼女を術から解くことをたちまち選び取る。
それまで静香の行動を決める要因は、
もっぱら経済で、
上司の三浦寛大がいけ好かないのに、
良好な関係を築こうとするのも、
それが経済的優遇に結びつくからで、
催眠術を解きたいのも、
かかったままだと、
膨大な経済的損失が発生し続けるからだった。
なので、
催眠が解け、
小学生時代のトラウマからも解放された静香は、
他者にすがった経済的安定という選択を放棄する。
というわけで、
『ダンスウィズミー』は、根幹/骨子が「主人公が人間性を取り戻す人生ドラマ」で、
ミュージカルは途中過程の添え物=おまけに過ぎないんだから、
そこだけ際だって立派にする必要も別にないわけよ。
ちなみに、ライムスター宇多丸氏は、
それは最初の会社の場面から、
三吉彩花の妄想/矛盾だらけと承知しているため、
私はそこは細かく拾わなかったし、
三浦寛大が今どき路駐してるのも、おかしいっちゃおかしいが、
クルマの窓越しのヒロインが宙返りしているというビジュアルのおもしろさのためなんだから、言うだけヤボだと考える。
※あくまでも個人の感想です。
とにかくそんなこんなで、
私の『ダンスウィズミー』評価基準は独特なため、
あなたがこの作品を楽しめるかどうかは保証いたしかねます。
さて、お待たせしました、『ロケットマン』
世間も自分も、
昨年の『ボヘミアン・ラプソディ』の再来を期待し、
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あれからたった1年足らずで、そんなことが可能なのか、
が誰しもの興味関心。
答は、状況分析すればそうなるだろうと予想通りのできで、
悪くはないが、
あの突き抜けた解放感や感動はない。
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世間的には、『ボヘミアン』のブライアン・シンガー監督の貢献度はゼロにされちゃってるが、
これはクイーンの過剰介入が功を奏した結果に過ぎず、
クライマックスの最大見せ場、ライブエイドを最初に撮影、
残りの雑用を放棄したシンガーこそが殊勲者で、
残務処理監督のデクスター・フレッチャーの手柄ではないと感じる。
クイーン/ブライアン・メイ&ロジャー・テイラー都合で言えば、
映画のヒットで、現行メンバーのアダム・ランバートとのツアー成功のために、
フレディ・マーキュリーの歌を吹き替えたマーク・マーテルが、
完全に「いなかったこと」にされているのも、
どうかと思いますが…。
『ロケットマン』はつまり、
フレッチャー監督が、
『ボヘミアン〜』の功績は自分にこそあると証明するための作品で、
早撮りが信条、VFXもそれほど必要ないため、
前作から1年おかずに公開となった。
あえて『ボヘミアン』との差別化を図る意味もあって、
エルトン・ジョンの半生記は、
クライマックスの昇華点がなく、
ずっとモヤモヤしっぱなしのままで終わってしまう。
がしかし、
そこがクイーンのフレディ・マーキュリーと、
エルトン・ジョンの違いでもあるので、
- 子の才能を理解できず、認められない親の存在/本名を変える
- 活躍した時代/イギリスのアーティスト成功の舞台はアメリカ
超最高傑作とまではいえません。
観て損はないですけどね。
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