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ウィルビイは生きていた!〈その2〉



これ(ウィルビイは生きていた!〈その1〉 )
の続き。

2015年にサイトをたたんでしまい、
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mmm

もしや会社消滅かと思われた
ウィ(小)ルビイ(大)
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だったが、
2017年の現在も健在。
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erebe-ta


会社移転は、
業務拡張のためで、ワンフロアでは手狭になったか、
もしくは業務を明確に分けるためだったよう。

なにしろ、
一時期は隆盛をきわめた、
雑玩(チープトイ)/カプセルトイの代表メーカー、
丸越でさえ、
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natuka

10年前の2007年で、
店じまいした
のだから、
アンドロメロス(超戦士)関連商品だけ、
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goukinn

それもマニア限定でしか知られていない、
超弱小メーカーが、
2017年の今日まで生き延びているなんて、
思ってもみなかった。

だがしかし、
丸越のように、メーカー=商品製造に徹しなかったことが、
逆に生き延びた原因だったのかも知れない。

なにしろ、
同社が2015年2月までに導入したという、
3Dプリンタ、
Objet260 Connex3
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3D

値段を調べて驚いた。

オブジェクト260コネックス3の本体価格は、
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税別2100万円(税込2268万円)で、
購入翌年からは、メンテ費用の、
税別298万円(税込321万8400円)がかかる。

これだけの設備投資をした会社が、
2年後には消滅しているはずもなく、
ウィルビイは
カプセルトイや食玩などの企画開発・製造を行う会社になり、
あえて自社製品であることを前面に出さず、
裏方に徹することで事業を拡大したようだ。

サイトを閉鎖したのも、
ネット普及期には、どの会社、企業も社会への窓口として自社サイトを運営していたのに倣ってはみたものの、
開設しても一般消費者とのつながりの希薄な同社としては、
何の成果も上がらなかったので、
移転を機に、“隠れる”ことに決めたからでは。

この時点でネットで追跡する手段は断たれたはずが、
移転と業務拡張に伴う新規雇用の痕跡が残っていたため、
かろうじて移転先情報を入手できた。

本社訪問日の2/13までには、
Willbeeのカナ表記を意味する、
ウィ(小)ルビイ(大)は目にしても、
ウイ(大)ルビィ(小)は未確認だったので、
Wikiが誤記ではないかと、
ここはその筋に詳しい人に訊いてみることにした。

その人とは、
ウルトラ怪獣消しゴム大百科
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banner

の管理人、
木曜グランプリ氏である。

氏からいただいた情報は、記事が前後するが、
ここに紹介したが、
とにかく、当時の商品に記載されたカナ表記は、
ウイ(大)ルビィ(小)
だったと確認が取れた。

しかし登記した社名は、あくまでも
ウィ(小)ルビイ(大)

なぜ使い分けたのか。

弱小雑玩メーカーは、
当初は製品の製造に手一杯で、
販売や流通は、既存の大手や販売専門の会社に委託する。

最近、ヤフオクに出品されたアンドロ合金セットの説明文には、
販売元:ポエム/製造元:ウイルビィ
と記されている。

つまりウィルビイ社の製品ブランドがウイルビィで、
製造のみか、販売も含めてなのかを区別していたと言うことなのだろう。

だから後年に会社が販売まで手がけた、2010年のヤッターマンでは、
表記は社名と同じウィルビイになっている。

丸越の場合、
バンダイ/ポピーとのコラボ最初期製品、
ゲッターロボG(1975)の簡易プラキットでは、
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kemono

発売元が「東京 丸越」
製造が「バンダイ模型」(静岡)となってるが、
実際に丸越本社を1980年に訪れた自分としては、
「それって逆じゃないの?」(=製造が丸越で、発売がバンダイ模型)
と言う気がするが、とにかくそれ以降一貫して、
丸越で製造してるくせに、
同社は発売元とされていた。
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ぽけあて


この伝統?からか、
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れっくす

ロゴマークを受け継いだプレックスも、発売元
販売代理店がハピネット
となっている。

丸越では参考にならないので、
「オリオン」がウイルビィ、
「セブン」がウィルビイだと例えればわかりやすいかも。

タカラや、
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おりおん

クローバーが商品化権を持つタイトルの、
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けっし

雑玩/チープトイをオリオンブランドで展開していた、
「製造・発売元」は、
タカラのセブン事業部。
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あい


アンドロメロス(超戦士)では、
ポピーのソフビ商品化があり、
「ウイルビィ」ブランドは2社目で、玩具化権はすでに飽和状態。

1983年と言えば、すでにガンプラ4年目でバンダイが手一杯だったため、
ニットーがプラモ化権を得たが、
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でか

権利上はウィルビイブランドのサブライセンス(のれん分け)だったので、
プラモにはウイルビィの記述があるそうな。

そんなこんなで、
次回は情報元の、そふび王さんの全面的なご協力をいただき、
「ウイルビィ」ブランドの、アンドロ超戦士商品を紹介し尽くす予定。

アンドロウルフ「ふぅ、色々遠回りしたが、ようやくウイルビィ商品の全貌が明かされるんだな」
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ふろる

フロル「楽しみね。私のフィギュアもあるのかしら」←ねえよ!

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