恒例の日曜深夜(日付では月曜)の「2199」感想も、ついに13回と、全体の半分を終える。
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13話本編は、「ヤマトⅢ」の次元潜航艇ネタの長年の雪辱を果たすべく、
実際に使用されたセル画。このサイトより。
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緻密に紡がれた力作で、なるほど良く出来ている。
いつもながらの、ガミラス側の緻密な描写にひっぱられるように、
佐渡先生が沖田艦長を手術するシーンは、手元の施術の技がマニピュレーターに正確に伝わる、現代の最先端医療をきちんと反映している。
液体に満たされた沖田が、どうやって呼吸してるのかは謎だが。
『アビス』(水中呼吸用の液体で肺を満たす)みたいなこと?
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「2199」総監督が、オリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」シリーズに参加したのは、テレビ「Ⅲ」のSF設定協力(だけ?)だが、そこで登場させた次元潜航艇の描写が、ヒンシュクを買った。
窪岡俊之の描いた、「ヤマトⅢ」のLDジャケット
虚無の宇宙空間に潜航艇が顔をのぞかせると、波しぶきがたなびく。
氏としては、『さらば』『2』に既出の、ガトランティス白色彗星帝国の潜宙艦のコンセプトを突き詰めただけで、
画像はこのサイトより。
「あくまでもヤマト宇宙観に則した描き方をしたまでのこと」と、心外だったろう。
「2199」には、下敷きになっている「宇宙戦艦ヤマト」テレビ第一シリーズだけでなく、「さらば」以後のキャラたちもけっこう登場しているが、
↓山崎奨の初登場は『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』だったが、設定上ではそれ以前からヤマトに乗り組んでいて、白色彗星帝国戦後に帰還した19名の内の1人に含まれていた。
↑土方竜は「さらば宇宙戦艦ヤマト」からの登場。
「2199」制作当初には、続編の可能性は未知数だったから、これ1作きりで終わったとしても、「だったら、ああしておけばよかった」と後悔しないように、思いつく限りのことはやっておこうと、オールキャスト総出演にしてるんだろうけど、
「Ⅲ」からの次元潜航艇とフラーケンの「再登場」と、その気合いの入った描かれようからは、
他のキャラの顔見せや、設定の復活とは趣を異とする、私怨晴らしの雰囲気さえ感じ取られてしまう。
というところまでで、更新の時刻(深夜0時)が迫って来た。
この続きは、カンタンに書き飛ばせるものではなく、書くのにけっこう手間もかかれば頭も使うので、来週の14話の感想の前に、〈後編〉としてお送りする予定。
それまで静観していただくために、今日のブログのみ、コメント拒否に設定してありますので、ご了承ください。
つづく。
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